「可哀想」って言葉が嫌い

知ってると思うけど差別用語なんだよね

同情してるって事

俺は親から可哀想って言われた事が何回もある

でもその中ではっきり覚えてる二つの出来事がある

どっちも同じ事

でも親の意見は時と共に変わっていたよ

始めは小学校の時

俺は学級委員の仕事があって友達には先に帰ってもらって一人で仕事をしてたんだ

俺は一人で帰るとかって嫌いじゃないから何も思わなかった

むしろ一人の方が楽って時あるしね

それで一人で夕方帰ってきたんだ

過保護だったのかもしれない

母「今日はちょっと遅かったね。何かやってたの?」

俺「うん。学級委員の仕事があったんだよ」

母「あらそう。偉いねぇ。誰と帰ってきたの?」

俺「一人だよ」

母「そうなの。“可哀想に”。誰も待っててくれなかったの?」

俺「・・・うん。」

と、こんな会話だった

まぁ俺も事情説明しなかったんだがまさか可哀想なんて言葉が出てくるとは思ってなかった

次は中学に入った時

特に仕事があったわけじゃないが俺は一人が好きだったから何となく一人で帰った

俺「ただいま」

母「あ、おかえりー」

俺「疲れたー」

母「今日は誰と帰ってきたの?」

俺「ん?一人だけど」

母「んー、この時期変な人が出るから危ないよ。それにほら、やっぱり一人で帰ってると友達いないみたいでさ、周りから見るとちょっとアレだよ」

俺「・・・」

こんな会話

直接的に“可哀想”とは言ってないが言ってるも同然だ

しかも遠まわしな言い方が逆にもっと嫌

周り気にしてんだ

皆そうやって周り気にしてるんだ

俺は一人だからって「あの人友達いないんだ。可哀想」だなんてこれっぽっちも思わない

むしろ「やっぱり一人って正解かも・・・」と思うけど

俺は一人になりたくない時にはちゃんと誰かといる

俺が一人でいる時は大体自分でそうしたいと思ってる時だから

だから可哀想なんて言われたくない

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京

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