遅れ気味の線香花火

2003年9月15日
親父と線香花火をした

もう9月なのに、ちょっと季節外れの線香花火

寂しい感じがした

昨日クラスの知り合いが死んだ

皆泣いてたんだ

でも死ぬって運命だと思うんだ

その子は17歳で死んだんだけど、それは死ぬ運命だったんだ

こんな事考えてるって皆が知ったら冷たい奴だって思われるだろうけど

話を聞いたらその子がもしあの時こうしてなかったらって事がたくさんあったんだ

棺に入ったその子の顔を見た時に、俺は涙が出た

いつもギャルの化粧をしていたのに、その時は付けまつげをして、薄化粧で傷だらけだったんだ

それから遺影に映っていた笑顔

ピースをして嬉しそうに笑っていて

その時に「あ〜、死んだんだなぁ」って実感が湧いた

俺は悲しいというか怖かった

この子と仲のいい子は皆号泣してたから

俺の凄く親しい人が死んだらあんな感じなんだなーって

話は戻るけど、親父と線香花火をやってた時に親父が

「この花火をさ、その死んだ子に捧げてあげような」

って言ったんだ

俺は「うん」と一言言って線香花火をやってた

そのあとにまた親父が

「お前も気を付けろよ」とボソっと言った

親より早くは死ねないな、と思って俺は最後の線香花火に火をつけた

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京

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